パソコンの買ったままの設定では、すべてのファイルやフォルダを見ることや、ファイルの種類を見たり変更をすることができなくなっています。これを設定しなおすとホームページはずっと作りやすくなります。
まず、画面下にあるバー(タスクバーといいます)の「スタート」ボタンをクリックし、表示されたメニューの中から、何らかの、たとえば、「マイ ドキュメント」などのフォルダをクリックして開きます。
(「マイ ピクチャ」、「マイ ミュージック」、「マイ コンピュータ」、「マイ ネットワーク」、「コントロール パネル」などでも構いません)
開いた「マイ ドキュメント」ウィンドウの上のほうにあるバー(メニューバーといいます)の「ツール」をクリック→「フォルダ オプション」をクリック。
開いた「フォルダ オプション」ウィンドウには、3つのタブがあります。「全般」「表示」「ファイルの種類」です。「表示」タブをクリック。
「詳細設定」欄に表示されている設定のいくつかを変更します。
「システム フォルダの内容を表示する」をチェック。
「ファイルとフォルダの表示」欄の「すべてのファイルとフォルダを表示する」をチェック。
「縮小版をキャッシュしない」をチェック。
「登録されている拡張子は表示しない」のチェックをはずす。
「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない (推奨)」のチェックをはずす。
以上で設定の変更は終了です。
これで、すべてのファイルやフォルダを見ることや、ファイルの種類(拡張子
.gif
)を見たり変更をすることができるようになりました。
「Thumbs.db」は、Windows上で画像ファイルの縮小版(サムネイル)を早く表示させるためだけのファイルなので、ホームページ作成においては無駄なファイルです。ですので、フォルダ内から削除しましょう。削除しようとすると、「システムやプログラムが正しく動作しなくなる可能性があります。」などと、物々しいメッセージが表示されますが、正しく動作しなくなる可能性は一切ないので、構わず削除しましょう。
何を設定したかというと、細かく言うと、インターネットで見たファイルなどの保存先フォルダを見れるようにしたり、Windowsのシステムファイルを見れるようにしたり、「マイ ピクチャ」などで画像の「写真」「縮小版」などを見たときに自動的に作成される縮小版(サムネイル)を速く表示させるためのデータベースファイル(Thumbs.db)を保存(キャッシュ)しなくしたり、ファイルの種類(拡張子 .html
など)を変更することができるようにしたり…などです。
ちなみに、ファイルとは、パソコンで扱う情報のひとかたまりのデータのことで、ファイルの種類は、ちょっと小難しい単語ですが、「拡張子(かくちょうし)」という、ファイル名の最後に来る .txt .jpg .html
などのドット「.
」に続く記述で決定されます。フォルダとはファイルの入れ物のことです。ちょっとややこしいことに、フォルダはディレクトリとも呼ばれます。