フォントの一括指定 (Shorthand font property)

 
フォント
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C1- ie3- N4-

説明

font: style variant weight size height family; C1- ie3- N4-
値:  [[ <'斜体'> || <'スモールキャピタル'> || <'太さ'> ]? <'フォントサイズ'> [ / <'行の高さ'> ]? <'フォントファミリ'> ] | caption | icon | menu | message-box | small-caption | status-bar | inherit
初期値:normal normal normal medium/normal ブラウザによる適用要素:すべて継承:する%値:フォントサイズ」と「行の高さ」のみ可メディア:ビジュアル
fontプロパティは、斜体、スモールキャピタル、太さ、フォントサイズ、行の高さ、フォントファミリの6つのプロパティを一括で指定するプロパティです。このプロパティを用いると、フォント関連のすべてのプロパティ(「font-stretch」「font-size-adjust」も含む)は初期値にリセットされ、その上で指定された値を割り当て直します。フォントファミリはフォントファミリと汎用ファミリの優先順リストをコンマ[,]で区切って指定します。

fontプロパティにおいて、フォントサイズとフォントファミリは必須の値です(*1)
*1 ただし、システムフォント、inheritの設定時を除く。

フォントファミリとは
フォントを指定する場合には全角・半角の違いに注意
 

使用例

table {font:italic bold 13px/1.2em "Times New Roman",Times,serif}
 
 

斜体 <'font-style'>

normalC1- ie3- N4- 標準のフォントを指定します。初期値。
italicC1- ie3- N4- イタリック体のフォントを指定します。
obliqueC1- ie3- N4- 斜体(オブリーク)のフォントを指定します。

スモールキャピタル <'font-variant'>

normalC1- ie4- N6- スモールキャップでない標準のフォントを指定します。初期値。
small-capsC1- ie4- N6- スモールキャップのフォントを指定します。

太さ <'font-weight'>

100-900 C1- ie3- N4- フォントファミリの中の、どの太さのフォントを使用するかを100単位で指定します。標準の太さを「400」として、値が小さければより細いフォント、値が大きければより太いフォントが選択されます。
normal C1- ie3- N4- 「400」と同じ。標準の太さを指定します。初期値。
bold C1- ie3- N4- 「700」と同じ。太字を指定します。
bolder C1- ie3- N4- 現在のフォントより一段太いフォントを指定します。該当するウェイトが存在しなければ、単に数値を1段階大きくします。
lighter C1- ie3- N4- 現在のフォントより一段細いフォントを指定します。該当するウェイトが存在しなければ、単に数値を1段階小さくします。

フォントサイズ <'font-size'>

絶対サイズ <absolute-size>

[ xx-small | x-small | small | medium | large | x-large | xx-large ]
C1- ie3- N4- 「medium」を標準サイズとした、7段階に分かれたキーワードで指定します。1段階大きくなるごとに1.2倍のフォントサイズになることが推奨されています。

相対サイズ <relative-size>

largerC1- ie4- N4- 親要素のフォントサイズに対して1段階大きい文字を指定します。
smallerC1- ie4- N4- 親要素のフォントサイズに対して1段階小さい文字を指定します。

長さ、%値

長さ C1- ie3- N4- フォントサイズを指定します。負の値は不正な値です。
%値 C1- ie3- N4- 親要素のフォントサイズに対するパーセント値で指定します。
 

行の高さ <'line-height'>

normal C1- ie3- N4- ブラウザによる適切な高さ。初期値。
実数値 C1- ie3- N4- 高さを文字の何倍にするか単位を付けずに指定します。たとえば、「1.5」というふうに。負の値は指定できません。
長さ C1- ie3- N4- 行の高さを指定。負の値は指定できません。
%値 C1- ie3- N4- この要素のフォントサイズに対する割合を指定。負の値は指定できません。

フォントファミリ <'font-family'>

フォントファミリ
<family-name>
C1- ie3- N4- 選択するフォントファミリの名称を指定します。「Baskerville」「Heisi Mincho W3」「Symbol」などがフォントファミリの例です。半角スペース[ ]などの空白文字を含むフォントファミリ名は、引用符で囲まなければなりません。
汎用ファミリ
<generic-family>
C1- ie3- N4- 汎用ファミリには、serif, sans-serif, cursive, fantasy, monospaceの5種類があります。汎用ファミリは、フォントセットに含まれるほかのフォントが利用不可能なときに最終的に用いられる選択肢なので、指定すべきです。汎用ファミリはキーワードなので、引用符で囲んではなりません。

汎用ファミリ <generic-family>

汎用ファミリには、serif, sans-serif, cursive, fantasy, monospaceの5種類があります。汎用ファミリは、フォントセットに含まれるほかのフォントが利用不可能なときに最終的に用いられる選択肢なので、指定すべきです。汎用ファミリはキーワードなので、引用符で囲んではなりません。
serifC1- ie3- N4- 明朝系のフォント。
sans-serifC1- ie3- N4- ゴシック系のフォント。
cursiveC1- ie3- N4- 筆記体、草書体系のフォント。
fantasyC1- ie3- N4- 装飾的なフォント。
monospaceC1- ie3- N4- 等幅のフォント。
 

システムフォント

システムフォントは1つだけ指定することが可能であり、ファミリ、サイズ、ウェイト、スタイルなど全体の値を同時に設定します。個別に指定する必要があるならば、個別のプロパティにより上書きしなければなりません。
captionC2- ie4- N6- キャプションやラベルとして使用されているフォント(標準)。
iconC2- ie4- N6- アイコンの名前として使用されているフォント。
menuC2- ie4- N6- メニューで使用されているフォント。
message-boxC2- ie55- N6- ダイアログボックスで使用されているフォント。
small-captionC2- ie55- N6- キャプションやラベルとして使用されているフォント(小)。
status-barC2- ie55- N6- ウィンドウのステータスバーに使用されているフォント。
 
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 2005/09/22発行 2009/09/01更新