スタイルシート(Style Sheet)とは、文書の「見栄え」を指定する技術です。文字のサイズ、色、レイアウトなどの指定に用いられます。
Webページを作成するのに広く用いられるHTML、XHTMLなどのマークアップ言語にスタイルシートを適用する場合には、多くの場合CSS(Cascading Style Sheets)が用いられます。
Web全般の標準化を行う団体であるW3C(World Wide Web Consortium)により、1996年12月17日にCSS1(Cascading Style Sheets, level 1)の勧告が発表されました。翌年の1997年12月18日、HTML4.0勧告において、HTMLにおける表示方法やレイアウトなどの「見栄え」を行う要素や属性を非推奨とし、それらに代わり今後はCSS(Cascading Style Sheets)を用いるべきであるということが提唱されました。
1998年5月12日にCSS2(Cascading Style Sheets, level 2)の勧告が発表され、2006年4月11日にCSS2.1(Cascading Style Sheets, level 2 revision 1)の勧告(草案)が発表されています。
スタイルシートには、他にもDSSL(Document Style Semantics and Specification Language)やXSL(Extensible Stylesheet Language)などの技術がありますが、単にスタイルシートといえば、一般的にはCSS(Cascading Style Sheets)のことを指します。
HTML(えいち・てぃー・えむ・える、はいぱーてきすと・まーくあっぷ・らんげーじ)などのマークアップ言語は文書の「構成」を担当し、CSS(しー・えす・えす、かすけーでぃんぐ・すたいる・しーと、すたいるしーと)は文書の「見栄え」を指定します。